精密板金加工屋のつぼ探し

ちょっとおもしろい形してますね。
内円が六角形で、6枚の仕切り板がついている丸ダクトのように見えますが、実はこれ、一体ものではありません。（＾＾；

底板の付いた扇形の筒が6個あるんです。並べるとこんな感じに全体として円形になる訳です。
かなり手間のかかった板金加工でした。5枚板の張り合わせでの加工です。

5枚の板のうち1枚は円周の局率Rでの曲げ加工があり、5枚全ての張り合わせは、外側全周溶接なので、精度を出すのにも相当苦労するわけです。（溶接ひずみ等の関係で）

2番目の写真の加工は、ブランク（外形）をワイヤーカット（ワイヤー加工）で加工してます。

ちなみにこの板厚は、SUS304 2B のｔ3.0なので、小物・薄物の板金加工、精密板金を主にやってるうちとしては、SUS304ではもっとも厚い部類の板厚になります。

長井技研で一般的によく加工している材料・加工内容について、詳しくはこちらをご覧下さい。 >> 材料・加工内容