JIS規格 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯 JIS G 4304:2005/SUS304,SUS301,SUS316,厚さ,試験,幅,許容差,硬質,質量,表面仕上げなど
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『資料館』にJISに規定される鉄鋼(金属材料)の種類・特性・用語 などについて、JIS規格本文の内容を抜粋してまとめました。
今回追加した内容は、
熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯(SUS304、SUS316、SUS430、SUS410 など)
ということで、以下のJIS規格本体の内容をまとめています。
JIS G 4304:2005 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯 Hot rolled stainless steel plates, sheets and strip
『資料館』 の 『3.JISに規定される鉄鋼(金属材料)の種類・特性・用語など』 のコンテンツとして追加しています。
こちらのリンクからどうぞ。
資料館
↓
3.JISに規定される鉄鋼(金属材料)の種類・特性・用語など
↓
JIS G 4304:2005 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
Hot rolled stainless steel plates, sheets and strip
JIS規格 『JIS G 4304:2005 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯』 本文では、熱間圧延ステンレス鋼板及び熱間圧延ステンレス鋼帯について規定されています。
規格名称そのままですが(汗;。
詳しくはこちらのJIS規格、 『JIS G 4304:2005 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯』 からどうぞ。
よろしければこちらもご参考に。
>> 板金加工・精密板金の材料
>> 材料の豆知識
尚以下にも、JIS規格、 『JIS G 4304:2005 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯』 の内容について記載しておきます。
JIS規格 JIS G 4304:2005 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
1.適用範囲この規格は、熱間圧延ステンレス鋼板(以下、板という。)及び熱間圧延ステンレス鋼帯(以下、帯という。)について規定する。
備考: この規格の対応国際規格を、次に示す。なお、対応の程度を表す記号は、ISO/ITEC Guide21 に基づき、IDT(一致している)、MOD(修正している)、NEQ(同等でない)とする。
ISO 9444:2002, Continuously hot-rolled stainless steel trip, plate/sheet and cut length - Tolerances on dimensions and form (MOD)
2.引用規格付表1 に示す規格は、この規格に引用されることによって、この規格の規定の一部を構成する。これらの引用規格は、その最新版(追補を含む。)を適用する。
3.種類の記号熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯の種類は、62種類とし、その種類の記号は、表1 による。
表1 種類の記号及び分類
オーステナイト系
SUS301
SUS301L
SUS301J1
SUS302B
SUS303
SUS304
SUS304Cu
SUS304L
SUS304N1
SUS304N2
SUS304LN
SUS304J1
SUS304J2
SUS305
SUS309S
SUS310S
SUS312L
SUS315J1
SUS315J2
SUS316
SUS316L
SUS316N
SUS316LN
SUS316Ti
SUS316J1
SUS316J1L
SUS317
SUS317L
SUS317LN
SUS317J1
SUS317J2
SUS836L
SUS890L
SUS321
SUS347
SUS XM7
SUS XM15J1オーステナイト・フェライト系
SUS329J1
SUS329J3L
SUS329J4Lフェライト系
SUS405
SUS410L
SUS429
SUS430
SUS430LX
SUS430J1L
SUS434
SUS436L
SUS436J1L
SUS445J1
SUS445J2
SUS444
SUS447J1
SUS XM27マルテンサイト系
SUS403
SUS410
SUS410S
SUS420J1
SUS420J2
SUS440A析出硬化系
SUS630
SUS631備考1. 板であることを記号で表す必要がある場合には、種類の記号の末尾に、 -HP を付記する。
例: SUS304-HP
備考2. 帯であることを記号で表す必要がある場合には、種類の記号の末尾に、 -HS を付記する。
例: SUS304-HS
4.化学成分
4.1 溶鋼分析値熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯は、11.1 の試験を行い、その溶鋼分析値は、表2〜6 による。
4.2 製品分析値熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯の化学組成の分析は、注文者が製品分析を要求する場合、11.1 によって試験を行い、その値は、表2〜6 の値に JIS G 0321 の 表5 による許容変動値を適用する。ただし、 JIS G 0321 に規定されていない元素の許容変動値については、受渡当事者間の協定による。
表2 オーステナイト系の化学成分 (単位:%) (表は割愛)
表3 オーステナイト・フェライト系の化学成分 (単位:%) (表は割愛)
表4 フェライト系の化学成分 (単位:%) (表は割愛)
表5 マルテンサイト系の化学成分 (単位:%) (表は割愛)
表6 析出硬化系の化学成分 (単位:%) (表は割愛)
5.機械的性質熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯は、11.2 の試験を行い、その機械的性質は次による。ただし、再圧延用の帯については、受渡当事者間の協定による。
5.1 オーステナイト系の機械的性質オーステナイト系の機械的性質は、次による。
a) オーステナイト系の機械的性質は、表7 による。この場合、供試材は、JIS G 0404 のA類による。ただし、耐力は、特に注文者の指定がある場合に適用する。
表7 オーステナイ系の機械的性質 (表は割愛)
b) 特に注文者の要求がある場合の SUS304N2 の機械的性質は、表8 による。この場合、種類の記号の末尾に、-X を付ける。
表8 SUS304N2-X の機械的性質 (表は割愛)
5.2 オーステナイト・フェライト系の機械的性質オーステナイト・フェライト系の機械的性質は、表9 による。この場合、供試材は、JIS G 0404 のA類による。ただし、耐力は、特に注文者の指定がある場合に適用する。
表9 オーステナイト・フェライト系の機械的性質 (表は割愛)
5.3 フェライト系の機械的性質フェライト系の機械的性質は、表10 による。この場合、供試材は、JIS G 0404 のA類による。ただし、耐力は、特に注文者の指定がある場合に適用する。また、曲げ性の場合は、その外側にき裂を生じてはならない。
表10 フェライト系の機械的性質 (表は割愛)
5.4 マルテンサイト系の機械的性質マルテンサイト系の機械的性質は、次による。
a) 焼なましを行った熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯の機械的性質は、表11 による。この場合、供試材は、JIS G 0404 のA類による。ただし、耐力は、特に注文者の指定がある場合に適用する。また、曲げ性の場合は、その外側にき裂が生じてはならない。
b) 焼入焼戻しを行った熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯の硬さは、表12 による。この場合、供試材は、JIS G 0404 のA類、又は JIS G 0404 のB類による。
表11 マルテンサイト系の焼なまし状態の機械的性質 (表は割愛)
表12 マルテンサイト系の焼入焼戻状態の硬さ
SUS420J2、 SUS440A : 40以上(HRC)
5.5 析出硬化系の機械的性質析出硬化系の機械的性質は、表13 による。この場合、供試材は、JIS G 0404 のA類による。ただし、耐力は、特に注文者の指定がある場合に適用する。
表13 析出硬化系の機械的性質 (表は割愛)
6.耐食性粒界腐食試験による耐食性について、特に注文者の指定がある場合は、受渡当事者間で 11.3 から適用する試験方法を協定し、試験を行い、耐食性は受渡当事者間の協定による。
7.表面仕上げ熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯の表面仕上げは、表14 による。
表14 表面仕上げ
No.1 : 熱間圧延後、熱処理、酸洗又はこれに準じる処理を行って仕上げたもの。
No.3 : JIS R 6001 による F100〜F120 まで研磨して仕上げたもの。
No.4 : JIS R 6001 による F150〜F180 まで研磨して仕上げたもの。
#240 : JIS R 6001 による 240番 まで研磨して仕上げたもの。
#320 : JIS R 6001 による 320番 まで研磨して仕上げたもの。
#400 : JIS R 6001 による 400番 まで研磨して仕上げたもの。
備考: 表14 以外の表面仕上げについては、受渡当事者間で協定することができる。
8.形状・寸法、質量及び許容差
8.1 標準寸法
8.1.1 板の標準寸法板の標準寸法は、表15 による。
表15 板の標準寸法 (単位:mm)
厚さ
2.0、2.5、3.0、4.0、5.0、6.0、7.0、8.0、9.0、10.0、12.0、15.0、20.0、25.0、30.0、35.0
幅×長さ
1000×2000
1219×2438
1219×3048
1500×3000
1524×3048
備考: 表15 以外の寸法については、受渡当事者間の協定による。
8.1.2 帯の標準厚さ帯の標準厚さは、表16 による。
表16 帯の標準厚さ (単位:mm)
2.0、 2.5、 3.0、 4.0、 5.0、 6.0、 7.0、 8.0
備考: 表16 以外の厚さについては、受渡当事者間の協定による。
8.2 板の質量の算出注文者の要求によって、板の質量の算定が必要な場合には、板の質量は、表示の寸法を用いて算出し、表17 による。ただし、表19 の許容差(記号B)の板については、表示の厚さの代わりに、表示の厚さに表20 の数値を加えたものを用いる。
なお、表18 及び 表19 以外の許容差の場合、質量の算出には用いる厚さには、各板の厚さの許容差別の加算値(プラス側許容差とマイナス側許容差との和の1/2)を加える。表17 質量の算出方法
基本質量 kg/mm・m2 : 付表3による : -
単位質量 kg/m2 : 基本質量(kg/mm・m2)×厚さ(mm) : 有効数字4けたに丸める
面積 m2 : 幅(m)×長さ(m) : 有効数字4けたに丸める
1枚の質量 kg : 単位質量(kg/m2)×面積(m2) : 有効数字3けたに丸める。ただし、1000kgを超えるものは、kgの整数値に丸める。
総質量 kg : 1枚の質量(kg)×同一種類、同一寸法の枚数 : kgの整数値に丸める
備考: 数値の丸め方は、JIS Z 8401 による。
8.3 板の厚さの許容差板の厚さの許容差は、次にる。
8.3.1厚さの許容差(j記号A)は、表18 による。ただし、注文者は、表19 の厚さの許容差(記号B)を指定することができる。
なお、厚さを測定する箇所は、カットエッジの板の場合、板の縁から15mm以上内側の任意の点、ミルエッジの板の場合、鋼帯からの切板は、板の縁から25mm以上内側の任意の点、その他の板は、幅切断予定線から内側の任意の点とする。表18 板の厚さ許容差 (記号A) (単位:mm) (表は割愛)
表19 板の厚さ許容差 (記号B) (単位:mm) (表は割愛)
表20 板の質量の算出に用いる加算値 (単位:mm) (表は割愛)
8.4 板の幅の許容差板の幅の許容差は、カットエッジの板は 表21、ミルエッジの板は 表22 による。
表21 カットエッジの板の幅の許容差 (単位:mm) (表は割愛)
表22 ミルエッジの板の幅の許容差 (単位:mm) (表は割愛)
8.5 板の長さの許容差板の長さの許容差は、表23 による。
表23 板の長さの許容差 (単位:mm) (表は割愛)
8.6 板の平たん度板の平たん度は、注文者の要求がある場合に測定し、板の平たん度の最大値は、表24 による。
なお、注文者は、平たん度(記号EF)を別に指定することができる。板の平たん度の測定は、板を水平面に自重だけで置き、板の下面との距離を測定し、板長さ3500mm当たりの最大距離を平たん度とする。表24 板の平たん度の最大値 (単位:mm) (表は割愛)
8.7 帯の厚さの許容差帯の厚さの許容差は、次による。
a.) 帯の厚さの測定位置を、ミルエッジの帯の場合は、幅50mm以上はその縁から25mm以上内側の任意の点、幅50mm未満の場合は、その中央とし、カットエッジの帯の場合は、幅30mm以上の場合その縁から15mm以上内側の任意の点とし、幅30mm未満の場合はその中央とする場合の厚さの許容差は、表25 による。ただし、注文者は、表26 の厚さの許容差(記号ET)を指定することができる。なお、この場合、帯の先頭及び末端の正常でない部分には適用しない。
b.) 幅600mm以上の帯について、その厚さの測定位置を、ミルエッジの帯の場合、その縁から40mm以上内側の任意の点、カットエッジの帯の場合、その縁から25mm以上内側の任意の点として測定した、厚さの許容差(記号ST)は、表27 による。また、幅600mm以上の再圧延用の帯について、注文者は 表28 の同一帯内の厚さ変動許容差を指定することができる。この場合の板厚変動の測定は、ミルエッジの場合帯の縁から40mm以上内側、カットエッジの場合帯の縁から25mm以上内側で、帯の縁から等距離の線上で実施する。
表25 帯の厚さの許容差 (単位:mm) (表は割愛)
表26 帯の厚さの許容差 (記号ET) (単位:mm) (表は割愛)
表27 帯の厚さの許容差 (記号ST) (単位:mm) (表は割愛)
表28 再圧延用の帯の同一帯内の厚さ変動許容差 (単位:mm) (表は割愛)
8.8 帯の幅の許容差帯の幅の許容差は、表29 による。ただし、カットエッジの帯の場合、注文者は、表30 の幅の許容差(記号EW)を指定することができる。
表29 帯の幅の許容差 (単位:mm) (表は割愛)
表30 帯の幅の許容差 (記号EW) (単位:mm) (表は割愛)
8.9 帯の横曲がり帯の横曲がりの最大値は、表31 による。ただし、帯の先頭部及び末端部の正常でない部分には適用しない。
表31 帯の横曲がりの最大値 (単位:mm)
40未満 : 任意の位置の長さ 2000につき 10
10以上 630未満 : 任意の位置の長さ 2000につき 8
630以上 : 任意の位置の長さ 2000につき 5
備考: 帯の横曲がりは、図1 による。
図1 帯の横曲がり
9.外観外観は、次による。
a.) 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯は、使用上有害な欠点があってはならない。ただし、帯は一般に欠点を除去する機会がないため、若干の正常でない部分を含むことができる。
b.) 帯が巻き形状である場合は、一般にきつく巻かれており、その外観は可能な限り円柱状でなければならない。
c.) 帯の巻きずれは、片方の端面当たり、ミルエッジの場合は70mm以内、カットエッジの場合は35mm以内とする。ただし、帯の先頭部及び末端部の正常でない部分には適用しない。
10.製造方法熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯は、熱間圧延後、熱処理を行い、酸洗又はこれに準じる処理を行った後、必要に応じて適切なきょう正を行う。
なお、受渡当事者間の協定によって酸洗などの処理を省略してもよい。また、後工程で固溶化熱処理を行う管及び管継手の素材並びに再圧延用の素材として使用する場合には、受渡当事者間の協定によって、固溶化熱処理を省略してもよい。この場合、ARの記号を付記する。
11.試験
11.1 分析試験
11.1.1 分析試験の一般事項及び分析試料の採り方JIS G 0404 の 8.(化学成分) による。注文者が製品分析を要求した場合の試料の採り方は、JIS G 0321 の4.(分析用試料採取法) による。
11.1.2 分析方法溶鋼分析の方法は、JIS G 0320 による。製品分析の方法は JIS G 0321 による。
11.2 機械試験機械試験は、次による。
11.2.1 試験一般機械試験の一般事項は、JIS G 0404 による。
11.2.2 供試材の採り方供試材は、同一溶鋼、同一熱処理条件ごとに1個を採取する。
11.2.3 試験片の数試験片の数は、供試材1個から各試験片1個とする。
11.2.4 試験片引張試験片、硬さ試験片及び曲げ試験片は、次による。
a.) 引張試験片は、JIS Z 2201 の 4号試験片、10号試験片又は13B号試験片のいずれかを用いる。なお、14A号試験片、14B号試験片又は5号試験片を用いてもよい。
b.) 硬さ試験片は、引張試験片又は曲げ試験片の一部を用いることができる。
c.) 曲げ試験片は、JIS Z 2204 の 3号試験片又は5号試験片を用いる。
11.2.5 試験方法引張試験、硬さ試験及び曲げ試験の方法は、次による。
a.) 引張試験方法は、JIS Z 2241 による。ただし、試験温度は 23±5℃を標準とし、マルテンサイト系以外の引張強さの測定については、試験片平行部のひずみ増加率が40〜80%min になるような引張速度を用いる。
b.) 硬さ試験方法は、JIS Z 2243、JIS Z 2244 又は JIS Z 2245 のいずれかによる。ただし、試験温度は 23±5℃で行う。
c.) 曲げ試験方法は、JIS Z 2248 による。ただし、試験温度は 23±5℃で行う。
11.3 腐食試験腐食試験は、次による。
11.3.1 供試材の採り方供試材は、同一溶鋼、同一熱処理条件の板又は帯ごとに1個を採取する。
11.3.2 試験片の数試験片の数は、供試材1個から各試験片1個とする。
11.3.3 試験方法引張試方法は、次のいずれかによる。
JIS G 0571
JIS G 0572
JIS G 0573
JIS G 0575
12.検査熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯の検査は、次による。
・検査の一般事項は、JIS G 0404 による。
・化学成分は、4.に適合しなければならない。
・機械的性質は、5.に適合しなければならない。ただし、受渡当事者間の協定によって、その一部又は全部を省略することができる。
・耐食性は、6.に適合しなければならない。
・表面仕上げは、7.に適合しなければならない。
・形状及び寸法は、8.に適合しなければならない。
・外観は、9.に適合しなければならない。
13.表示検査に合格した熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯には、板についてはごと又は1結束ごとのいずれかに、帯については1結束ごとに次の項目を表示する。ただし、受渡当事者間の協定によって、項目の一部を省略することができる。
・種類の記号
・寸法
・許容差の記号(許容差の記号 B、ET、ST、EW 又は EF によったものについては、これを表示する。)
・熱処理の記号(固溶化熱処理を省略した場合、圧延ライン上で固溶化熱処理を行った場合、析出硬化系の場合並びにマルテンサイト系のうちで特に注文者から指定された SUS420J2 及び SUS440A の焼入焼戻しの場合に限る)
・製造業者名又はその略号
・溶鋼番号又は検査番号
・表面仕上げ
14.報告製造業者は、注文者の要求があれば、この規格の規定又は別途指定された試験の成績表及び寸法、数量、納入状態などを記載した報告書を注文者に提出しなければならない。報告書には電送など電子媒体も含める。
ただし、検査文書の種類は、JIS G 0415 の 表1 の 2.3(受渡試験報告書)又は 3.1.b(検査証明書) とする。
なお、表2〜5 の備考によって合金元素を添加した場合には、成績表に添加元素の含有量を付記する。
【付表1 引用規格】JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品 - 検査文書
JIS G 0571 ステンレス鋼のしゅう酸エッチング試験方法
JIS G 0572 ステンレス鋼の硫酸・硫酸第二鉄腐食試験方法
JIS G 0573 ステンレス鋼の65%硝酸腐食試験方法
JIS G 0575 ステンレス鋼の硫酸・硫酸銅腐食試験方法
JIS R 6001 研削といし用研磨材の粒度
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
JIS Z 2204 金属材料曲げ試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2243 ブリネル硬さ試験 - 試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験 - 試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ張試験方法
JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法
JIS Z 8401 数値の丸め方
【付表2 析出硬化系の熱処理記号】SUS630
固溶化熱処理 : S
析出硬化熱処理 : H900、 H1025、 H1075、 H1150
SUS631
固溶化熱処理 : S
析出硬化熱処理 : TH1050、 RH950
【付表3 ステンレス鋼板の基本質量】 (表は割愛)
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